壁職人の自己啓発

いっやぁ~今年も暑いのなんの!3~4ℓ飲んだ筈の麦茶が、一向に小便になりません。

事あるごとに理由を付けてサボりたい!のも山々ですが、お陰さまの忙しさでそうもいきません。

このクソ暑い中、潮風ベタベタ湿度全開の”羽田”のお祭りに行ってきました。

羽田本社

7月最終週の土、日は羽田神社のお祭りです。

ここ何年かは、決まって土曜日の宵宮に参加し、担ぐと言うよりも”呑みに行く”のがメインでしたが…。

何を間違えたか、気まぐれで5~6年に一度出すらしい?本社大神輿を担ぎたくなり、前日呑み過ぎ+寝不足も省みず行っちまいました。

写真では大きさが分かりずらいですが、台輪寸四尺ある立派な御神輿です。

江戸前で担ぐもんだとばかり思って行きましたが、やっぱり”ヨコタ”担ぎです。

ちょっと間違えれば、腰の骨すら折りかねません。やっぱり譲らないんだね。

朝8時宮出しを終え、町会渡御してる中30分位担ぎましたが、汗でバチョバチョになりヘタレて帰ってきました。

誰が良いのか?悪いのか?またまた勉強させられました。

この厳しい暑さでも、短期間で施工しなければいけない仕事があります。

それは、お施主さんの都合と言うより、施工会社の都合(決済!)などによることの方が多く、唯一こだわりたい内壁などはトラブルの元です。

まさしく今回起きたトラブルが”それ”です。

お客さんが直接壁材メーカーに、外国の古い?部屋の写真から壁材、仕上がりの色などをイメージさせてサンプルを作ったそうです。

但し、大きさはA4判です。

そもそも、それを実際に大面積の壁に塗れってのが、そもそも大間違いなんだけど…。

今回お客さんのこだわりは、”色見”だったんです。

2級施工管理の勉強でマンセル色相環など学びましたが、同じ”色見”になりません。

メーカーの担当者と電話で話しながら、試行錯誤…。

「てめぇ!一回現場見に来いよ!」言っちゃいました。

あまりにもサンプルと違う色感の仕上がりにお客さんも大激怒!だし…。

ようやく判明したのが、先ずベースとなる2色を1:1で混ぜて作った材料を塗り、その上から違った2色を”適量?”塗り重ね、”適度?”に混ぜ合わせるとサンプルの様になります?だぁ???

この壁材、塗った時と、乾いた時の”色”が相当変わるんです。

20㎡ある壁に同じように塗れって…ぶっ飛ばしそうになるのを、何とか堪えた俺でした。

左官職も経験を積んでくると、結構色んな事が出来るようになりますが…さすがに今回は…悔しさが残る仕事でした。

結局、最終責任は施工者に来るってことで、塗り替えはするは、値引きはさせられるは、まさしく踏んだり蹴ったりとはこの事だ。

色んな事の起こる仕事で御座います。

今回の事も新たな教訓として、他人のせいにせず、自分の技量を上げねばだね。

愚痴で終わるのは嫌ですが(笑)

マダマダ暑い日が続きそうだぜぇ~↑

諸先輩方におかれましては、くたばりませぬよう!どうかご自愛ください。

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