暑さに弱いとされる”ミンミン蝉”の鳴声が聞けるようになったのは、ちっとは涼しくなってきたという事なのかな?
相変わらずクソ暑い中、毎年恒例となった夏休み学校改修工事。
今年は2件予定されていましたが、ここにも単価を下げて仕事するバカな業者が現れ、1件はキャンセルと相成りました。
俺の会社の力不足?も考えましたが、今のところそこまで自分の首絞めて仕事する気にもなれず…そんな事より個々のスキルアップを図る方が必要なのでは?と考える。
職人ってのは結構意地っ張りな奴が多く、俺もそのうちの一人です。
上記の様な業者を平気で使う元請けなんぞ、仕事頂けなくて結構でござる(少し強がってる)
以前にも記したと思いますが、俺達のような職人は技術料が殆どで、材料の値段なんざタカが知れてます。
当然、単価を下げる=技術料を下げる事になる。これは阿呆のやる事だと俺は思う。
仕事断るのは「できません」の一言で…まぁ簡単っちゃぁ簡単だけど、真意を持って我慢する勇気がいるね。
所詮、貰ってる立場の者が偉そうに言える事ではないしね。
「左官屋ってのは、絶滅危惧業種なんだよ」って、とある建築会社社長との雑談中言った事がある。
その社長曰く「左官屋は絶対に無くならないよ!」
「技術力や特殊性などで差別化すれば?」
まさしくその通りだと思いました。金額で差別化?愚の骨頂だな。
1件残った、夏休み中学校改修工事です。
実はこの中学校、俺の奥様が通っていた学校でした。
って事は、奥様同様”かなりボロイ?”←奥様にブッ飛ばされるかもですが(笑)
正直、こんなとこ直すより他に直すところ沢山有るのでは???
この工事内容は、古くなった給排水管、ガス管の交換と、汚染防止の為の床改修が主な工事で、この写真はコンクリートを打設してる様子です。
木材で型枠を組んでるところが側溝となります。
今回は工期が極端に短く、従来の施工順番では間に合わないとの判断から、通常やらないであろう施工方法をとっています。
最終的に構造強度などの問題がクリアされれば良しとするのか?などと考えながら作業中、ふと数年前にやった警察署風呂場の改修工事を思い出しました。
5階建ての、その警察署最上階にある風呂場の工事は、それはそれは大変な工事で御座いました。
風呂場の有るフロアーに開口部が無い為、半分階下がった踊り場の窓からコンクリートを手で運びます。
真冬の寒い中、Tシャツ一枚にもかかわらず汗だくで階段を運んだのを憶えています。
その綺麗になった風呂場を3年と使わず、まさかの建て替え?です。
予算使わないと減らされるから?
公共事業を増やす為?
分からなくもないが、血税が…。
アベノミクスでも、こんなような事言ってたような気がするが、はたして末端まで金が降りてるとは思えないのは俺だけかな?
手抜き工事など毛頭する気はないですが、この中学校もあと何年もつのやら…。
二十四節気から見られる物語とは、1ヶ月の時が違うように感じられる。
今は寒蝉(ヒグラシ)が鳴いてなきゃならんのに、やっとミンミン蝉だぜぇ?
今年は熱中症で亡くなられた方も数多く、残暑ならぬ猛暑が続くこの夏、こんなブログ見て下さってる希少な諸先輩方!くれぐれもご自愛下さいますよう!
秋、涼しくなったら御神輿頑張りませう!