Tさんは、Kさんの奥さんなんですが、実はTさんは建築士で今回の自分の家も当然自分で設計してるので、あえてTさんの家ってことにします。
今月の14日に上棟もめでたく完了し、お祝いに呼ばれました。
私はよくわからないのですが、かしら(鳶職の事です)と、お施主さんとで、米と塩と酒を建ったばかりの柱のもと、家の四隅にまきながら礼をしていきます。これって神道の儀式ですか?勉強不足でわかりませんが… 家を建てる前には、地鎮祭を行います。神社の神主さんが来てお祓いをしてくれます。もしかしたら生涯住む家になる訳ですから、その節々で、こういった儀礼も必要だと思います。
Tさん邸の進行状況は、そろそろ屋根を葺き始めるようです。屋根はガルバリウム鋼板だそうです。ガルバリウム鋼板とは、アルミと亜鉛で鉄を守ることにより耐久性を良くした鋼板です。屋根が葺き終わり、大工さんの外壁下地が完了して、バルコニー等の防水が終わると、やっと左官屋の出番です。それまでにはまだ2~3週間はかかるかなぁ??
Tさんの、今のこだわりは、外壁仕上げ材です。
当初火山灰を主原料とした、そとん壁という材料が候補に挙がり、色々と予算的なことも含めて検討中ですが、従来からある リシンかきおとし(そとん壁も同じような仕上げ工法なんですが)では?と、提案しました。リシンとは、御影石や大理石など天然石を細かく粒状にしたものに顔料などを混ぜ、塗り壁材としたもののことです。リシン掻き落としの場合は、まず、このリシンを外壁の下地であるモルタルの上にコテで塗ります。その後、剣山のように先が針のようにとがった道具を使い、表面を粗く掻き落として、仕上げます。表面に細かい凹凸のある土壁風の仕上がりになります。どんな石をつかったリシンにするかで、色合いや仕上がりが変わってきますが、どちらかというと和風住宅に多く用いられる仕上げ方法です。
私も数年前にやっとの思いで、自分の家を購入しました。建売でしたので、こだわる事ができませんでしたが、Tさんのこだわりたい気持ちは、よぉぉくわかるつもりです。とことん、こだわった方が正解だと思います。
今後完成までの間、間を見て又ログします。