去年3月11日に起こった未曾有の震災より、はや1年が経ちました。
震災3日後、入院から始まった俺の自業自得の治療も1年経ち、御陰様の ”著功”と、相成りました。
「治った」と言うのではなく、薬が良く効いた事を意味する ”著功” って表現するらしいです。
ちっと斜に構え、「うん~」 とシカメ面から切り出した俺の主治医。
決して”上手い”とは思えない役者さながら、思わせぶりに変な間をおき 「おめでとうございます!」だと?
その下手糞な芝居に一瞬でもビビってしまった、しょっぱい俺。
何はともあれ、はれて正常?に戻った肝臓君を少しは労わるように致しましょう。
俺より大変な治療をしている患者さんも沢山いることだし…。
今月22日に、母方の伯父さんが85歳にて他界されました。
俺的には、85歳ってのは ”長生き” の部類に入るんだと思うんだけど、母方の姉妹は ”妖怪” の集まりなんです。
一番上の93歳になる伯母さんは、今年の1月に大腿骨を骨折しました。
プレートで骨を固定する手術をしたそうですが、今月には杖をついて歩いてる!化け物なみの伯母さんなんです。
そんな妖怪姉妹と比べてしまうので 「若いのに…」などと感じてしまいます。
葬儀が行われたのは、伯父さんの菩提寺となる埼玉県の山奥、真言宗のお寺でした。
真言宗と言えば、空海を開祖とするお寺で ”般若心経” などがあるのは俺も知っていました。
誰だか著名人が 「般若心経ってのは、とりあえず良いお経なんだよ」 「お経ってよりも、呪い(マジない)なんだよ」って言ってたのを思い出しました。
”摩訶般若波羅蜜多心経”を少し調べてみました。
この世の中は
1.形あるもの
2.感じること
3.想うこと
4.意志の力によって行うこと
5.目や耳、口などから受ける刺激を考え、認識すること
の5つ集まりである。
そのどれ1つとってみても変化し滅びる性質を持っているので、永遠不滅のものはない。
であるから、そのことを ”空” と捉えれば物事が増減、好き嫌い、苦楽、有る無しといった、二種分別の考えが起こることもない。
だから、何事もビビる事無く、平穏に暮らせばよろし。
簡単すぎて、仏教徒には怒られるかもしれないけど、こんな感じに受け取れました。
呪(まじ)ってよりも、もっと宇宙的な、自然の摂理を説いたようなものなのかなって思うけど ”密教” の要素も含まれてるんだろうか、あなどれねぇな。
俺の根底にあるであろう ”神道” 惟神の道(かんながらのみち)とは
「ただあるがままを生きる」
「この世には人智を超えた神々の計らいがある」
「その中をただ自然に生きる事こそ大切」とされおり、根幹にあるものは、森羅万象や祖霊、死者への畏敬の念なんだ。
よくわかんねぇけど、何だか似てる処もあるんだなぁと、関心しました。
冒頭に戻りますが、震災による ”液状化現象” によって家屋周辺が50cm近く、沈んだり、出っ張ったりとなった某有名芸能人のお宅修理に行きましたyo!!!
津波による被災地に比べれば、それは”大した事無い”って思われるかも?の被害なんだけど、そこかしこ、結構大変な状態で御座いました。
隣との境界もずれてしまっているらしく ”測量” して、はっきりしないことには肝心な処が進まないんだそうです。
この某人宅では地盤沈下によって30cm程、家が傾きました。
室内の床板を一旦剥がし、基礎コンクリートごとジャッキアップさせ地盤の改良を行うという、素人の人にはトンデモナク分からんことでしょう。
ご覧のように道路端にあるコンクリートのL板が、本来カラーコーンの置いてあるアスファルトと同じ高さになくてはいけないんだけど、腰かけて丁度良い様な状態になってます。
この住宅地週辺はもとより、至る所同じような有り様でした。
自然の力は恐ろしいものだと、今更ながら思い知った1日でした。
今月は色々とあるもので、クソガキ1号が彼女と同棲を始めました。
今までは俺んちで、えっらそ~に振舞っていたのが、いざ自分の責任で生活を始めると、何と ”しおらしい” クソガキになった事でしょうか(笑)。
ある意味、責任を感じさせるのも良い勉強になるんだね?
自分では歳くった実感はないけれど、そんな起点では認めざるを得ないのかな。
年度末を迎えます。
景気は?闇雲に忙しいだけだけど、景気は?
消費税は?大嘘つきの民主党は???
気を引き締めて、色んな事に備えましょう。