それは、微細な、夢の片のようであった。
手が届きそうで、届かない。
すぐ近くにあるのに、その煌めきに触れようとすると、指先から逃げてしまう。小さな金色の片……。
それが、透明な、浅い水の底で揺れている。
白や灰色や黒い砂粒の中で、その金色が動いている。
清冽な水の中で、ひらひらと踊っている。
淵の岸辺にしゃがんで、その子供は、水の中を眺めていた。 夢枕獏 著 『蒼獣鬼』 より
このような、序章で始まり、物語がどんどん加速しながら、まるでDVDを見ているかの如く、頭の中に映像が浮かび、知らぬ間にページを重ねていったものでした。
ものすごく繊細に、透明感を持った描写。4~5回位読み返さないと、本来の意味がつかめない…。
あいまを見ては書店へ行き、新刊を探しました。連載物が多く、早くその続きを読みたくて………かれこれ、10数年経ちました。
夢枕さん、ずいぶんと、サボったのか?充電してたのか?やっとでた新刊読みましたよ!!!で、少しがっかりしました。
ファンの方なら、きっと分かると思いますが、微妙な処がちょっと欠いてる?せいで、映像が浮かびません。
俺の、脳ミソのせいかも???なんですが。
数日前から施工している、吉祥寺にある、井の頭公園の動物園です。
以前は、どなたがお住まいになってか、分かりませんが、ウサギさんが越してくるそうで、リフォームしております。
当然、動物園は開園しております。
(土)(日)ともなれば、子供連れをはじめ、アベックの多いのなんのって…このクソ暑いのに、ウサギさんの為とはいえ、バリケードを極力狭くしているので、仕事は ヤリニクイは、クセーは…って、欣也が文句言ってました。
もともと金網だった処を、すべて撤去し、アルミサッシをはめ込み、前後に部屋を2等分しました。
奥には、鳥さんが来るそうですよ。
そのサッシの、基礎部分になるブロックを、先日積みました。写真は、ブロックの表面を、モルタルで仕上げているところです。
この部屋の奥には、羊さんの、寝室があります。
その寝室から出たところ、向かって右側になりますが、羊さんの、庭です。
丸太を半分に切って、金具で止め、低いアスレチック広場のようになってます。その丸太の上には、半生状態の干し草のようなものが、たくさん撒いてあり、一日中食っていやがったんであります。
4~5日前、このブロックを積みに来ていました。
何時頃か忘れましたが、羊さん達が 『うんめぇぇぇ~~~』って、やたら泣きだしたんですよ。
俺、思わずまねして、『うんめぇぇぇ~~~~~』
ちょうどその時、近くを3~4歳位の、ガキどもが、お母さんに連れられて通ったんですね。
「ここの、工事やってる中にも羊さんがいるよぉぉぉ!!」って。バリケードにしがみつき、必死にお母さんに訴えます。
一緒にいた職人は、声をひそめて笑ってます。少し離れたとこで、違う仕事してたおじさんは、腹抱えて笑ってます。
やっぱ現場は楽しくなきゃね???少しの、おふざけは勘弁して下さい。
メーメーさんですyo!
俺のクソガキどもも、昔はよく一緒に、ここの公園に来たんですが…あの頃は、可愛かったなぁぁ。。。今日なんか、俺の奥さん飲み会で、男3人とアンちゃん(俺の娘)の夕食。犬のアンちゃんが、女の子に見えてしまう位、野暮ったい?というか、色気ねぇぇ!って感じで、やっぱりどんなにババアでも、奥さんは、女なんだと、痛感させられる、今日この頃でした。まだまだ、これから1か月以上、暑い日が続きます。
冬になると、「早く夏になりやがれ!!」って???勝手なもんで、今が一番あちぃ夏だよ!こんちくしょう!
今年も、お盆休みは無しです。
仕事できる時、できるだけ、やらなきゃね。